冷えを防ぐには、普段の習慣も大切⁈冷えのある方に共通してみられること
女性は男性に比べて筋肉量が少なく冷えやすいので、冬場や夏のクーラー等で冷えを感じる方も多いと思います。冷えのある方は大抵、便秘やむくみ、頭痛、生理痛等の不調を抱えている場合が良く見られます。
当サロンにも様々な不調や冷えのある方が多くお越しになられますが、日常生活で冷えを招くような習慣が見られる方がしばしばおられます。
気付かないうちに冷えを招いている習慣について、お伝えしたいと思います。
目次
1.冷たい物が好き
冷えのある方には、一年中冷たい飲み物を飲まれていたり、アイス等冷たい物をよく食べる方が多く見られます。冷たい物は胃腸から身体を冷やしてしまうので、身体が冷えるだけでなく内臓の疲れも招いてしまい、身体の不調につながりやすいです。
キンキンに冷えた飲み物は控えて常温で飲んだり、なるべく温めた飲み物を摂るようにする、冷たい物は食べる頻度を減らしたり、食べる時は一緒に温かい飲み物を摂るなど、胃腸をなるべく冷やさない様にすると良いですよ。
2.寒くても薄着だったり、防寒がしっかりと出来ていない
女性はおしゃれが好きなので、多少寒くてもファッション性優先で薄い素材の洋服を着たり、ミニスカートをはいたり、手首、足首、首といった冷えやすいポイントをカバーしていない事がよくあります。私もそうでしたが、特に若い頃は一番おしゃれをしたい時期なので、少しくらい寒くても我慢していたりします。
薄着は冷えの原因になるので、気温に応じた服装をする様にしましょう。
また冬だけでなく、薄着になる夏のクーラーも身体を冷やします。夏バテの原因にもなりますので、ひざ掛けや羽織り物などで冷え対策をして下さいね。
3.衣類の素材を意識していない
私は衣類を買う時に必ず素材をチェックするのですが、あまり気にしていない方もおられると思います。素材によって保温性が違うので、冷えのある方は保温性の高いウールやカシミヤ、シルクコットン等の天然素材100%か、化繊と混紡の場合はなるべく比率の高い物を選ぶのがお勧めです。
特に下着は比べてみると保温性が全然違うので、コットン、シルク、麻、ウールの天然素材を選ぶようにしてみて下さいね。
ちなみに冬場に人気のヒートテックですが、身体を動かしている時は熱くなりますが、じっとしていると保温性がないので、私の周りでも意外に着るのをやめたという声をよく聞きます。
4.ガードルでお腹を締め付けている
ヒップラインがきれいに見えるように、いつもガードルを履いている方がおられますが、身体を締め付けると血流が滞って冷えを招いてしまいます。特にデスクワークの方は座っているだけで鼠径部が圧迫されて、ただでさえリンパや血流が滞りやすいので、ガードルはお勧めしません。
またお腹はリンパ管がたくさん集まっている部位なので、締め付ける事でリンパの流れが悪くなって、冷えや不調を招くだけでなく、下半身太りの原因になる事もあります。冷えのある方や下半身が気になる方は、日常的につけることは控える様にしましょう。
きつめのデニム等身体を締め付けるものも、頻繁にはかない様気をつけて下さいね。
シャワーですませている
血流を良くするには、温めるのが一番です。冬場は寒いのでお風呂に浸かっていても、夏になるとシャワーで簡単に済ませてしまう事もあると思います。ですが夏もクーラーで意外に冷えているので、一年中湯船に浸かるようにしましょう。
身体の内側まで温まって、じんわり汗ばむまでゆっくり浸かります。目安としては、38~40度くらいのお湯に10~15分程浸かるようにすると良いですよ。
冷えは体質だと思っている方も多いですが、普段の習慣の積み重ねが冷えに繋がっているケースがよくあります。冷えは万病のもとという様に、様々な不調を招きますので、なるべく身体を冷やさないことを心がけてみて下さいね。